結婚指輪で心をつなぐ

左手の薬指は既婚者の証。これは誰しも知っている話ではありますが、なぜ結婚指輪を左手の薬指にするのか、その由来はご存知でしょうか色々な説がありますが、左手の薬指は太い血管を通して心臓と繋がっていると考えられていたことが大きく関わっています。それに加え、感情は心臓にあると考えられていましたので、そこで心に繋がる指に指輪をはめることにより、相手の気持ちを繋ぎとめようとしたのです。また女性の薬指には魔力があり、その魔力を封じて心を逃がさないために左手の薬指に結婚指輪をはめるようになったという男性目線の説もあります。

いずれにせよ大事な人の心をつなぎとめておきたいという思いは昔から変わらないという事でしょう。そんな結婚の証として指輪を送るという風習はローマ教皇であるニコラウス1世が始めたとのことで、1614年にははっきりと結婚指輪は左手にとローマ典礼儀式所に記されていました。9世紀の頃から徐々に広がっていったその風習は、現在では世界中でごく当たり前の風習として根付いているのです。さらに結婚の際には婚約指輪が送られる事も少なくありませんが、その場合は内側に結婚指輪をつけ、外側に婚約指輪を付けるのが一般的です。

これは正式な結婚の証である指輪を婚約指輪で閉じ込めるという意味合いがあるそうです。結婚式の指輪交換で結婚指輪をはめる際には、相手の心をつなぎとめられるように思いを込めながら行ってみてはいかがでしょうか。

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