なぜ結婚指輪は左手の薬指につけるのか

結婚指輪を左手の薬指にすることは常識として考えられています。では、なぜ左手の薬指に結婚指輪をするようになったのでしょうか。古代ギリシャ時代では、心臓は「ハート」や「愛」を意味するものとされていました。また、「愛」を含めた全部の感情の中心があるとも信じられてきました。

そして、「左手の薬指と心臓は、1本の太い血管でつながっている」というように考えられていました。当時の解剖学的にもそう考えられていました。そのように、古代ギリシャ時代では、心臓にとても近いとされた左手の薬指は、とても特別な指とされ、生命を象徴する指に指輪をつけることによって、「命を持って永遠の愛を誓う」という意味から、左手の薬指に結婚指輪をつけるようになりました。そして、心臓に近い指だったという理由から、当時の男性たちは、結婚指輪を左手の薬指につけることによって、妻にする女性の魔力を封じ、その女性の心をつなぎとめるためだったともされていました。

また、右手と左手の親指、人差し指、中指、薬指、小指の10本の指にはそれぞれに意味があり、左手の薬指には、「恋人との深い愛情」、「愛の絆を深める」という意味があります。その指に指輪をすることで、「お互いの心と心をつなぐ」という意味もあります。そして、なぜ指輪をつけるようになったかというと、「その愛情が永遠に終わることがないように」という願いを込めて、途切れることのないリング(輪)をつけるようになったとされています。

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